顎関節症の治療にはどんな薬が使われるの?

顎関節症の治療に使われる薬には、鎮痛剤(痛み止め)と、筋弛緩剤がよく使われています。

鎮痛剤(痛み止め)

非ステロイド系抗炎症薬が使われており、痛みが強く、口が開けられないなどの症状がある場合に用いられます。

炎症が起きている場合にも使われます。

根本的な治療ではなく、あくまでも症状を抑えるお薬です。

そのため、酷い顎関節症の場合は痛みの軽減の前に治療する必要があります。

  • インドメタシン
  • アンフェナクナトリウム

のみが、顎関節症の適応として認められています。

副作用として、消化器障害があります。

他にも、ロキソニン、ボルタレン、インダシンなどがあります。

2週間程度は継続して使用するのが一般的です。

筋弛緩剤

中枢性筋弛緩剤というものがよく使われています。

  • 塩酸トリペルジン
  • 塩酸チザニジン
  • アフロクァロン

などがありますが、適応として認められてはいないというのが現状です。

咀嚼筋に障害がある場合などに用いられています。

また、こめかみや補遺にしこりができている時にも効果があります。

脊髄内にある、中枢神経に作用し、脊髄反射を抑制させることで筋肉の緊張をほぐします。

ただし、副作用として、全身倦怠感や脱力感、眠気やふらつき、肝機能障害を引き起こすこともあります。

授乳中の人や、妊婦さん、妊娠の可能性のある人では使えません。

抗不安薬、精神安定剤

寝ている間の食いしばりや歯ぎしりはストレスなどが関係していることも多く、これらを改善するのに有効となっています。

副作用としては、眠気やふらつきが表れることもあり、薬の種類によっては依存性があることもあるため、注意が必要です。

夜間だけの使用であれば、特に問題にはなりません。

重症筋無力症や緑内障の人には使えません。

抗うつ薬

うつ状態にある人も顎関節症を合併しやすく、食いしばりや歯ぎしりをする原因になっています。

これらを除くために有効なお薬です。

眠気やふらつき、口が渇くなどの副作用が表れることもあります。

心臓に疾患がある場合や前立腺肥大、緑内障の人には使えません。

局所麻酔薬

痛みが強い場合や、圧迫痛がある場合に浸潤麻酔として使われます。

検査や手術の時も使われています。

副腎皮質ホルモン剤

使用ができないような疾患を抱えている場合や、内服薬でも効果がない場合に、痛みを軽減させる目的で使用されます。

注射の間隔を最低でも1ヵ月は開けることが必要です。




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