虫歯とは?

虫歯とは、歯が細菌によって溶かされて、穴が開いてしまった状態のことです。

この時、穴をあけてしまうのがミュータンス菌と呼ばれる細菌です。

つまり、ミュータンス菌に感染している状態であって、いわば虫歯は感染症ということになるのです。

ミュータンス菌って?

虫歯の原因菌です。

ミュータンス菌は赤ちゃんの口の中には存在せず、親からの唾液を通して感染します。

こうして感染した菌は、口の中で増殖し、食べ残しや食べカスを栄養にして生息しています。

「赤ちゃんに食べ物を口移しで与えたり、同じ箸を使いまわしにするのは良くない」といわれるのはこのためです。

ミュータンス菌が食べカスなどを分解する時に出すのが、強い酸です。

酸が歯を溶かす根源になっています。

通常、口の中は酸性にならないように唾液を分泌して調節していますが、食べ残しやカスがついている部分は中和されず、酸性状態が続きやすくなっています。

その結果、さらにミュータンス菌が増殖するので、虫歯になってしまうということなのです。

虫歯になるメカニズムとは?

単に、虫歯とは歯に穴があくということだと思っている人もいるでしょうが、そこに至るまでにも過程があります。

  1. ミュータンス菌の感染
  2. 食べ残しや食べカスを栄養にするために分解
  3. 分解した際に出る酸で、歯が溶ける
  4. 溶けた部分でミュータンス菌が繁殖
  5. 歯の溶けた部分、穴が開いた部分には食べカスがつきやすい
  6. そこで再び食べ残しや食べカスを栄養にするために分解

という具合に、虫歯の進行はさらにミュータンス菌の増殖を促し、それによって虫歯も進行するというメカニズムになっています。

乳歯の虫歯は永久歯に関係する?

よく言われるのが、「乳歯の虫歯(子供のころの虫歯)は次に生えてくる永久歯まで虫歯にする」という話です。

これは極端な話で、乳歯の虫歯が、神経にまで広がっていたり、歯がほとんど溶けてしまっている状態であれば、可能性はありますが、治療していれば問題ないようです。

しかし、どうせ生え変わるから治療しなくても大丈夫ということではありません。

治療しなければ、虫歯は進行するので、その下に待機している永久歯まで溶かしてしまう可能性もありますし、何より、子供のころから歯を守る習慣を身につけておかないと、大人になっても永久歯をすぐに虫歯にしてしまうでしょう。

また、子供のころの虫歯は食事や歯並び、顎や顔の変形など、子供の成長にも大きな影響を与えかねません。

このようなことにならないようにも、毎日の歯磨きの習慣と早めの治療が必要なのです。




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