腱鞘炎はどんな人がなりやすいの?

腱鞘炎は、炎症が起きる場所によってなりやすい人が異なります。

基本的にはその部分を酷使する人が発症しやすくなっています。

指の腱鞘炎(バネ指)を発症しやすい人たち

指をよく使う仕事をしている人(PCワーク、ピアニスト、工芸家など)が発症しやすいようです。

しかし、指はほとんどの人が毎日使っているため、発症しやすくなっています。

最近ではほとんどの人が1人1台はパソコン、携帯、スマートフォンのいずれかを持っており、指を使う機会が増えたことから、発症率は高くなっているようです。

手の腱鞘炎(ドゥケルバン腱鞘炎)を発症しやすい人たち

手首を酷使する仕事(ピアニスト、ギターリスト、テニス選手)などによく見られます。

また、子育て中の母親、特に生後1年以内の赤ちゃんがいる場合は抱っこや授乳などで手首が固定されており、酷使する状況にあるため多くの人が腱鞘炎で悩んでいるようです。

手首の他、母指側に痛みを感じるのが特徴です。

ホルモンバランスも関係していると言われており、更年期(40代後半~50代)の女性でも多くみられます。

肘の腱鞘炎(テニス肘)を発症しやすい人たち

テニスだけでなく、バトミントンやゴルフ、ボーリングをする人たちに多くなっています。

スポーツ選手だけでなく、続けて試合を行うことや、無理な練習で発症することも多くあります。

足の腱鞘炎(アキレス腱鞘炎)を発症しやすい人たち

走る、飛ぶということをして足を酷使することで起こります。

そのため、陸上、バレー、バスケット、サッカーなどのスポーツをしている人に多いようです。

他にも、歩き方が悪い、高いヒールを履くなどで足に負担をかけるとアキレス腱を痛めることもあります。

小児の腱鞘炎

腱鞘炎の中には、小児ばね指と呼ばれるものがあります。

腱鞘炎の一つですが、炎症を起こしているわけではなく、ほとんどが先天性の疾患です。

通常のバネ指の場合は、炎症を起こすことで痛みが起こり、最終的には指の曲げ伸ばしができなくなってしまうものですが、小児ばね指の場合は違います。

炎症はなく痛みはありません。

原因は、はっきりとは解明されていませんが何らかの原因で腱が膨らんでしまい、腱鞘(トンネル)の中を通れなくなってしまったことで引き起こされます。

男児よりも女児に多く、80%が2歳までに発症すると言われています。

しかし、約半数は自然治癒するとも言われており、日常生活においてもそれほど支障はないようです。

気になる場合や支障が出る場合は手術による治療が行われます。




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