腱鞘炎とは?

腱鞘炎とは、腱鞘が炎症を起こした状態のことです。

腱とは、関節がある部分についており、骨と筋肉を支え(ポール)のようなものです。

そして、腱鞘とは、骨にくっついており、空洞の中を腱が通っています。

お店の前などに立っている旗を思い浮かべてみて下さい。

ポールが腱で、旗が骨、旗をポールに通すための穴を腱鞘とイメージすると分かりやすいでしょう。

この3つは全てくっついているのです。

腱鞘炎は手や指に起こるものと考えている人が多いですが、それ以外にも肘や膝、アキレス腱などに起こる炎症も腱鞘炎の一つです。

腱鞘炎の起こる仕組みとは?

腱や腱鞘は、骨に繋がっているので関節が動くときには、必ず一緒に動きます。

腱鞘の中には、関節を滑らかに動かすために潤滑油が満たされています。

潤滑油はそれだけではなく、腱との摩擦が起こらないように保護する役目も持っています。

しかし、同じ部分に強い負荷がかかる、酷使するという状況になってしまうと、潤滑油では保護しきれず強い摩擦を起こしてしまいます。

その結果、炎症を起こし痛みが出てしまうのです。

腱鞘炎の種類は?

一番多いのは、指と手首の腱鞘炎です。

指に起きるものをばね指(狭窄性腱鞘炎)、手首に起きるものをドゥケルバン腱鞘炎と呼びます。

また、アキレス腱にも炎症が起きることがあります。

スポーツ選手の怪我でよく聞くのはアキレス腱断裂ですが、炎症を起こしているだけの痛みであればアキレス腱鞘炎と呼ばれます。

一般的にテニス肘と呼ばれているものも、腱鞘炎の一つです。

肘の使い過ぎによる炎症です。

その他、化膿性腱鞘炎と呼ばれるものもあります。

これは他の腱鞘炎と違い、細菌が傷口から入り、腱や腱鞘にまで感染して炎症を起こすことで発症します。

この場合は、患部が腫れあがるということが特徴です。

また、放置しておくとさらに感染が広がり、関節炎を併発することがあるので、すぐに治療することが必要です。

腱鞘炎の原因

腱鞘炎の原因は炎症が起こることですが、炎症を起こす原因は「使いずぎ」によるものが圧倒的に多くなっています。

そのため、誰でも発症する可能性はあります。

痛みを感じてからすぐに酷使することをやめれば、すぐに回復することもあります。

しかし、そのまま使用していると、関節を動かせなくなる、曲げると痛い、という症状が悪化して回復するのにも時間がかかるようになってしまいます。

痛みが出たら、動かす動作をやめるということが一番良いのです。




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