不妊の治療にはどんな薬が使われるの?

不妊治療には、ホルモン療法などで排卵誘発剤やホルモンを刺激する薬がよく使われます。

女性不妊に使われる薬

女性に処方される薬は卵胞ホルモン剤、排卵誘発剤、排卵コントロール薬、黄体ホルモン剤があります。

卵胞ホルモン剤の働きとしては、エストロゲンを補充して子宮内膜を整えて受精卵が着床しやすくする効果があります。

プレマリン(結合型エストロゲン製剤)というものがあり、これは飲み薬です。

他にも、エストラダームTTSという貼り薬もあります。

排卵誘発剤には、クロミッド、セロフェン、フェミロンなどのクロミフェン製剤、セキソビット(シクロフェニル製剤)があり、排卵がなかったり、排卵されにくい人に使われる飲み薬です。

自然排卵の時と同じような状態にできるように、働きかけます。

また、体外受精や人工授精の時にたくさん卵を育てる目的でも使われます。

飲み薬で排卵の効果がない場合は、ヒュメゴン、HMGフジ、パーゴグリーン等のhMG製剤、フェルティノームP(FSH製剤)などの注射に切り替えられますが、排卵誘発剤を使って妊娠した場合は、双子またはまれに三つ子が産まれる確率が高くなり、飲み薬の場合で約5%、注射の場合は約20%になっています。

排卵コントロール薬は、体外受精や人工授精の時に卵を採取する前に排卵が起こらないようにする薬です。

そして、スプレキュア、ナサニールという点鼻薬が使われています。

他には、リュープリン、セトロタイドという注射薬もあります。

不妊の原因が着床にある場合は、プロゲステロンを補充する黄体ホルモン剤が使われ、HCG注射やプロゲホルモン、プロゲストンデポー注射と、飲み薬であるデュファストン、ルトラール、プロベラなどのほか、プロゲステロンという膣座薬もあります。

その他、本来は避妊薬として使用されるドオルトンという薬が、卵巣を休憩させる目的で使われることもあります。

また、薬物療法としては、不妊の原因疾患によっては、性感染症がある場合は抗生物質、月経異常の場合はピルなどを使うこともあります。

飲み薬と注射の違いってどこ?

飲み薬と注射の違いは、脳に働きかけて機能を促進または回復させるのが飲み薬であり、直接卵巣などに働きかけるのが注射です。

そのため、注射の方が効果は出やすいですが、副作用も出やすいという特徴があります。

副作用は薬によっても、個人によっても違いますが、吐き気や頭痛、体のほてり、情緒不安定、関節痛を訴えることが多いようです。

男性不妊に使われる薬

一方、男性側に不妊の原因がある場合は、精子をつくる機能を回復させる、カリクレイン、メチコバール、クロミッドなどの飲み薬や漢方薬が処方されます。

しかし、男性の場合は薬が効きにくいことも多いと言われています。




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