うつ病の治療にはどのくらいの費用がかかるの?

うつ病の治療は、再発予防期までを含めると一般的にみても2~3年はかかります。

また、定期的な検査とお薬が必要になるので、それだけ費用もかさみます。

それを心配して通院をやめてしまう人もいますが、うつ病の治療費は、公的に負担してくれる制度があるのです。

この制度を利用すれば、通院医療費のうち95%を負担してもらえるのです。

うつ病の費用を負担してくれる制度とは?

うつ病の治療費を負担してくれる制度とは、「通院医療費公費負担制度」と呼ばれるものです。

精神福祉法によって定められています。

内容は、精神疾患の治療のために精神科・神経科・心療内科などの医療機関に通院している人を対象に、その医療費を負担するというものであり、うつ病も精神疾患の中に含まれます。

また、この制度を利用するにあたり、条件は特に定められていないので、誰でも利用することが可能です。

ですから、早めに申請した方がいいのです。

ただし、通院治療費(診察料、薬代)が対象であり、入院治療費は対象外です。

また、同時に風邪薬や胃薬などが処方された時もこれらのお薬は対象外となります。

通院医療費公費負担制度はどのように利用するの?

この制度を利用するには申請手続きをしなければいけません。

住んでいる地域の役所、または保健所で申請書と診断書を受け取ります。

診断書は、主治医に書いてもらい、申請書と一緒に提出することで利用が可能です。

病院によっては、申請書を準備しているところもあるので、その場合はもらいに行く手間が省けます。

申請書の名称は「自立支援医療費(精神通院)受給証」となっており、制度と違う名称になっていることを知っておくと、混乱せずに済みます。

申請は無料ですが、医師の診断には約3000円~5000円が必要です。

適用されるまでには約1ヵ月程度かかるので、通院をする場合は初診の際に手続きしておくことをお勧めします。

有効期限は2年ですが継続申請も可能です。

地域によっては、1年というところもあります。

期限が切れる3か月前から継続申請できるので、忘れないようにしましょう。

休職した場合も給料がゼロになるわけではない

休職手当という項目を設けている会社では、休職で仕事をしていない期間であっても給料の何割かをもらえることがあります。

また、社会健康保険に入っていれば(自営業の人などの国民健康保険は対象外)、傷病手当金というものがもらえます。

病気やけがが原因で連続3日以上休んだ場合、4日目以降から支給されます。

給与を日給に換算した時の約3分の2程度を受け取ることができ、最長でも1年半は支給されます。

そのため、治療に専念するために会社を辞める前に休職できるかどうかを確認し、休職制度がなく会社からの給与はなくても属していれば傷病手当金が受け取れるのです。

その職場に復帰するかどうかは、治療が終わってから考えましょう。




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